Apple Silicon搭載のMacが発表されました。Macユーザとしはワクワクすると同時に、今までMacで行ってきたことが、Apple SiliconのMacでも同じようにできるか、対応してくれるか、という不安もあります。
この記事では、Apple Silicon搭載Macの特徴についてまとめました。
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目次
intelとの違いは?ArmベースのApple Siliconのメリット
Apple Siliconとは
Appleが独自に設計しているSoC(CPU)をApple Siliconと呼びます。代表的ものだと、iPhoneに搭載されているApple Aシリーズや、Apple Watchに搭載されているApple Sシリーズなどがあります。
今までのMacにはintel製のCPUが搭載されていました。AppleがリスクとコストをかけてMacのCPUをintelからApple Siliconに変更するということは、それだけApple Siliconには多くのメリットがあるということです。
Apple Siliconの特徴はこちらも参考にしてください。
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パフォーマンスと省電力の両立
Apple Siliconにより高い処理能力とバッテリー性能を両立することができます。Apple SiliconはArmがベースとなっているため、Macbook AirやProのバッテリー持続時間は大幅に向上すると思われます。実際にAppleはApple Siliconによってパフォーマンスと省電力を両立させると述べています。
Apple Siliconにより処理能力が向上
Macbook AirやiMacなどのミドルスペック帯では、intel製のCPUよりもApple SiliconのSoCの方が処理能力が高くなります。
Appleが開発者向けに提供しているA13 Bionicを搭載したMac miniのスペックは現行のMacbook Proとほとんど同じ処理能力です。下の表にA12Z BionicとMacbook Proに搭載されているCore i5-1038NG7の比較です。(A12Z BionicはiPad OS、Core i5-1038NG7はmacOS Catalinaなので注意してください。)
スコア | A12Z Bionic (iPad Pro) | core i5-1038NG7 (Macbook Pro) |
---|---|---|
シングルコア | 1116 | 1181 |
マルチコア | 4377 | 4276 |
今後発表されるApple SiliconのMacは、Macbook Pro 13インチやiMacに搭載されているCore i5やCore i7と同等かそれ以上の処理能力を期待できます。
ファンレス設計が可能に
Apple Silicon搭載のMacbookには冷却用ファンが搭載されない可能性があります。Apple SiliconはArmがベースであるため省電力です。以前販売されていたMacbookのように、ファンレス設計の無音Macが出るかもしれません。著名リーカーの一人であるL0vetodreamによると、最初のApple Siliconは12インチのMacbookであるとのことです。
Apple Silicon搭載Macはどうなる?
MacのCPUが大きく変化するため、Macで今までできていたことができるか不安な点も多いことも事実です。しかし、Appleの発表や、A13Z Bionic搭載Mac Miniの情報を見ると非常に完成度が高いように感じます。
Apple SiliconでMacOSはサクサク動くのか?
WWDC 2020の基調講演を見ると、MacOS Big Surがカクつくことなく滑らかに動作していることがわかります。また、A13Z Bionic搭載Mac Miniの動画を確認するとOS自体に致命的なバグはないようです。(AppleによってA12Z Bionic搭載Mac Miniの動画をYoutubeに載せることは禁止されています。)
OfficeやAdobe、Final Cut Pro Xが快適に動作
主要なMacのアプリはApple Silicon対応が進んでいます。MicrosoftのOfficeやAdobe製品がAppleと協力しながらApple Silicon対応のアプリケーション開発に取り組んでいると発表がありました。
また、WWDC 2020の基調講演ではParallels Desktopを使ってLinuxを動かしていました。Macで多くの人に利用されているアプリは、Apple Siliconに対応している可能性が高いです。
Rosetta 2により今までのアプリも動作
Rosetta 2とは、今までのintel Macで動作していたアプリをApple Silicon Mac上で動作させるシステムです。x86_64をエミュレートさせているため、動作が重くなってしまう可能性がありますが、WWDC 2020の基調講演では3Dゲームやモデリングソフトを滑らかに動かしていました。
Rosetta 2はエミュレータであるため、動かしているアプリの動作に不具合があったり、アプリ自体が全く動作しない可能性もあります。自分がメインで使っているアプリがRosetta 2で正常に動作するか調べることをおすすめします。
Apple SiliconでWindowsを動作させている情報はまだない
BootCampやParallels Desktopなどの仮想化ソフトでWindowsを動作させている情報はまだありません。Armで動作するWindows 10が存在するため、いずれ対応するかもしれませんね。
WindowsとMacどちらも動かしたいという方は現行のintelのMacを購入しましょう。
intel Macを今購入してもいい?
intel Macを今購入してもOKです。理由は3つあります。Apple Siliconへの移行は2年かけて行われること、初期のApple Silicon Macにバグが多い可能性がある、非対応のアプリがあることです。
特に、「自分の持っているMacが最近重くなってきた」「初めてのMacを使ってみたい」「どうしてもMacが必要だ」という方は、Apple Siliconのことは気にせずにintel Macを購入しましょう。
今回の一言
私は元々windowsユーザーでしたが、ちょうど自分のノートPCが壊れた時にMacを購入してみました。その時に、MacOSで感動したことは、サードパーティ製アプリなしで自分好みに動作をカスタマイズできることです。Apple SiliconのMacで動作カスタマイズがさらに強化されると嬉しいです。
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