Logicoolのちょっといいマウスは、自分で好きなようにボタンを割り当てられるようになっています。これ、初めて割り当てを考える時、何十通りもあって試すのも大変ですよね?
この記事では、Logicoolのマウス、M590を1年以上使い続けている私のおすすめの割り当て設定を紹介します。M590で設定を行っていますが、ボタン配置が全く同じであるM585も同じ設定をすることができます。
注意:この記事はMacで設定を行っていますが、Windowsでも同様の設定を行うことができます。
目次
まずは「Logi Options」をインストール
M590/M585のボタン設定を行うためには、「Logi Options」という専用のソフトが必要なので、インストールしましょう。「Logi Options」はここからダウンロード、または、googleで「Logi Options」と検索することで、Logicoolのホームページからインストールすることができます。
Logi OptionsはM590/M585のマウス以外にも、キーボードや他のマウスなどLogicool製品全版の設定を変更することができます。マウスを設定した後にキーボードなども設定を変更してみましょう。
Logi OptionでM590/M585のボタン設定をする
Logi Optionをインストールできたら、実際にM590/M585を設定していきましょう。設定したいボタンをクリックすることで、そのボタンの設定画面を開くことができます。
一つ一つ設定していきましょう。下に私の設定を載せておきます。
ボタン名 | 設定 |
---|---|
ホイール左 | 右へスクロール |
ホイール右 | 左へスクロール |
ホイールボタン | 中央ボタン |
サムボタン上 (サイドボタン上) | ジェスチャーボタン (下の図を参照) |
サムボタン下 (サイドボタン下) | 戻る |
ジェスチャーボタンとは
ジェスチャーボタンとは「ボタンを押しながら、ある方向に動かすと動作」するボタンです。例えば、「サムボタンを押しながら右に動かすと、『コピー』する」などと割り当てることができます。
私の場合、ジェスチャーボタンをサムボタン上に割り当てています。割り当ては下のようにしています。
ポイント&スクロールを設定
ポイント&スクロールの設定では、いわゆる感度を設定することができます。設定項目はポインタのスピード(ポインタの感度)、スクロール速度(スクロール感度)、スクロール方向です。自分好みの感度に設定しましょう。
スクロール方向は「標準」と「自然」があります。「標準」はWindowsと同じ、ホイールを回した方向がスクロールされ、「自然」はMacの標準設定と同じ方向にスクロールされる設定です。私の場合、元々Windowsを使っていたこともありますが、「標準」設定にしています。
私のM590/M585割り当て理由
右スクロール・左スクロール
私の場合ですが、よく見るWebサイトやAdobe XDなどで左右にスクロールする必要があるため、ホイールの左右のボタンを左右スクロールに割り当てています。Adobe Illustratorなどをガッツリ使う方は左右スクロールボタンが必要だと思います。
左右スクロールが必要ない方は、「コピー」「ペースト」や、「戻る」「進む」、「デスクトップの切替」「ズーム」などに割り当てると便利です。
「戻る」を割り当てて「進む」を割り当てていない理由
私はM590/M585に「戻る」ボタンを割り当てていますが、「進む」ボタンを割り当てていません。理由はシンプルで、「進む」を使うことがあまりないためです。もし、「進む」が必要である場合、サムボタン上に割り当てると使いやすくなります。
ジェスチャーボタンについて
ジェスチャーボタンは1つのボタンで合計5つの機能を持たせることができますが、「ボタンを押す」「マウスを動かす」の2ステップが必要となります。少し扱いづらい気もしますよね?
この扱いづらさを解消するために、Macbookなどで元々MagicTrackPadを使っていた方は、ジェスチャーボタンに「デスクトップ切替」や「Launchpad」を割り当てることで、M590/M585マウスをより違和感なく使うことができると思います。
他のM590/M585割り当て機能
私が割り当てていない、M590/M585のおすすめ機能についてお話しします。
英語学習に役立つ「調べる」
英文など外国語の読み物を読む方におすすめです。調べるボタンを割り当てることで、単語を辞書でスムーズに調べることができます。
ちなみに、MagiTrackPadの場合、三本指でダブルタップすると同じ機能を使うことができます。
commandキーやshiftキーの代わりになる「モディファイア」
「モディファイア」では、マウスのボタンを「shift(シフト)」「command(コマンド)」「control(コントロール)」「option(オプション)」 の各種キーに割り当てることができます。ショートカットキーが使いやすくなるので、割り当てが余っている方は試してみください。
ダブルクリックや右クリックがボタンでできる「高度なクリック」
ダブルクリックや右クリックが苦手な方は「高度なクリック」を割り当ててみてください。「ダブルクリック」「トリプルクリック」「右クリック」「通常のクリック」を割り当てることができます。また、これらのクリックと組み合わせて「shift(シフト)」「command(コマンド)」「control(コントロール)」「option(オプション)」 の各種キーを組み合わせることも可能です。
まとめ・今回の一言
M590/M585はLogicool Optionを設定することで様々なキーを割り当てることができます。自分だけの便利な割り当てを探してみてください。
今回の一言
M590気に入りすぎて、上位の「MX Master」を買おうか迷っています。外ではMacbook Proのトラックパッドを使っているため、M590を持ち運ぶこともなく、少し大きいMX Masterでも困ることはなさそうな気がします。